「財布はどのような種類があるの?」「自分に合う財布が分からない」と感じたことはありませんか?
財布は長財布やミドルウォレット、ミニ財布などの種類があります。
それぞれメリット・デメリットがあるため、自分の生活スタイルと照らし合わせながら選ぶのが大切です。
しかし、実際にどの財布がどのような状況に合うのか分からない方も多いでしょう。
そこでこの記事では、財布の種類やメリット・デメリットを紹介します。
自分に適した財布の形を選ぶポイントもご紹介します。
Contents
財布の種類|それぞれのメリット・デメリットとは
財布には以下のような種類があり、それぞれメリットとデメリットがあります。
収納力やサイズ、厚みなどが異なるため、自分に最適なものはどれなのか考えてみてください。
- 長財布
- ミドルウォレット
- 二つ折り財布
- 三つ折り財布・ミニ財布
- コインケース・小銭入れ
- マネークリップ
- その他
長財布
長財布の大きなメリットは抜群の収納力です。
小銭やお札はもちろん、ポイントカード・クレジットカード・領収書などたくさんのものを入れられます。
スムーズにお金を取り出せるのも良いポイントです。
サイズが大きいため、外出する際はカバンに入れての持ち運びが向いています。
メリット | デメリット |
---|---|
たっぷり収納できるお札を折らずに済む 面積が大きいため、素材の良さを楽しめる | 手軽に持ち運べない お金やカードを入れすぎると重くなる |
ミドルウォレット
ミドルウォレットは、長財布と二つ折り財布の中間くらいのサイズです。
こちらの種類は「長財布ほど大きいものは必要ない」「二つ折り財布だと小さすぎる」と感じている方におすすめです。
両方のデメリットを補っている財布なので、サイズ感で悩んでいる場合は一度検討してみると良いでしょう。
ただし、中にはお札を取り出しにくいと感じる方もいるかもしれません。
メリット | デメリット |
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二つ折り財布より大きく、長財布より小さい手で持ちやすいサイズ感 | お札の出し入れがしにくい |
二つ折り財布
二つ折り財布は、片手で掴めるサイズ感でポケットにも入れやすいのが特徴です。
お札やカード類をバランス良く収納できるため、どのような場面でも使えます。
小銭を入れる部分がガバッと開くタイプが多い分、10円玉や50円玉もすぐ取り出せます。
ファスナーが付いていない場合は、お札やカードを入れすぎると折りたたみにくくなるでしょう。
メリット | デメリット |
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ポケットに収納しやすいお札・カード・レシートを少しずつ収納できる比較的リーズナブルな価格である | 多くのものや、ごく少量のものを収納する場合は向かないお札やカードをたくさん入れると折りたたみにくくなる |
三つ折り財布・ミニ財布
三つ折り財布・ミニ財布の1番のメリットはコンパクトさです。
ポケットへはもちろん、ミニバッグやクラッチバッグにも入ります。
持ち物を少なくしたい方や電子マネー・クレジットカードでの支払いをメインにしている方は、この形がおすすめです。
デメリットとしては、お札にクセがついてしまうことです。
お会計時や券売機を利用する際、少し不便さを感じるかもしれません。
メリット | デメリット |
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コンパクトで持ち運びやすいミニバッグにも収納できる | お札にクセがつく |
コインケース・小銭入れ
コインケース・小銭入れは、その名の通り小銭を入れることに特化した財布です。
自動販売機で飲み物やタバコを購入する方、小銭を使う機会が多い方は持っておいて損はないでしょう。
小銭入れのない財布とセットで持つ場合もあります。
サイズが小さいため、もしお札を入れる場合は折って収納しなければいけません。
メリット | デメリット |
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小銭をよく使う人に向いているサブの財布としても役立つ | お札を入れる場合は折らなければいけない |
マネークリップ
お札をクリップで挟んで収納するマネークリップは、ポケットに入れてもシルエットが崩れず、お金をスマートに取り出せます。
スタイリッシュな印象を与えるため、女性よりも男性に好まれる傾向があります。
必要最低限しか持ち歩かない方にちょうどいいサイズといえるでしょう。
メリット | デメリット |
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スタイリッシュな印象を与えられるとても薄い | 小銭やカードはほとんど入れられない |
その他
上記以外にも、長財布をそのままカバンとして持ち歩ける「財布ショルダー」や、ちょっとした外出時に役立つ「小銭入れ付きカードケース」などもあります。
これらはメインの財布としてではなく、サブの財布として使う場合が多いでしょう。
自分に適した財布の形を選ぶポイント
財布の種類を説明しましたが「結局、自分にはどの財布が合うのか分からない」と感じた方もいるかもしれません。
そこで、実際に財布を使うシーンを具体的に掘り下げてみましょう。
そうすることで、自分の生活スタイルに適した財布が見つかる可能性が高まります。
大切な人へプレゼントするときにも、以下のポイントは重要です。
収納力はどのぐらい欲しいか
収納力は、財布の形を決めるうえでとても大切な要素です。
自分に合ったものを探すために、以下の点を確認しながら今までの状態を振り返ってみましょう。
- カード類はいつも何枚ぐらい入れているか
- 領収書やレシートをためるタイプか
- お札はどのぐらい入れているか
- 小銭の量は多いか少ないか
お金やカードを多く収納したい方は、たくさん収納できる長財布が向いています。
「とても多いわけではないけど、少ないわけでもない」という場合ならば、入れる量に合わせてミドルウォレットや二つ折り財布を検討しましょう。
財布をカバンに入れるかポケットに入れるか
外出する際、財布をカバンに入れているかポケットに入れているかを思い出してみてください。
ポケットに入れる場合は、大きすぎずコンパクトな二つ折り財布やミニ財布、マネークリップなどが向いています。
とくにマネークリップは薄いため、ズボンのシルエットが崩れないというメリットもあります。
長財布でもポケットに入れられますが、大きさがある分、歩いている最中に落としてしまうかもしれません。
三つ折り財布は厚みが出やすく、中身の量によってはポケットに入れにくくなってしまいます。
カバンに財布を入れる場合は、持っているカバンに入りそうなサイズを選ぶのが無難です。
ある程度のサイズ感であれば、長財布でも不便を感じることなく使えます。
ただし大きめのカバンに小さい財布を入れると、取り出す際に探す手間がかかるかもしれません。
キャッシュレス決済が多いか
キャッシュレス決済では現金を使わないため、容量の少ない三つ折り財布やミニ財布、マネークリップなどのタイプが向いています。
メインの財布として十分役立つでしょう。
普段からお札やカード類をあまり持ち歩かない方も同様です。
反対に「いつも現金で支払いを済ませている」「カード類が多い」という方は、収納力のある長財布やミドルウォレットを選ぶと使い勝手が良いです。
お札が折れても気にならないか
お札を折りたくない方は長財布がおすすめです。
シワをつけることなく、領収書やレシートなどもきれいに保管できます。
「ほんのりクセがつく程度なら気にしない」という場合は、二つ折り財布やミニ財布も一緒に検討しましょう。
お札に折れ目がつかないよう工夫されているものが多数あります。
持ち物をコンパクトにしたいか
「持ち物をできるだけコンパクトにまとめたい」「必要最低限のものを持って外出することが多い」などの方は、三つ折り財布やミニ財布、マネークリップはいかがでしょうか。
サイズが小さく、容量も少ないため厚みも出にくいです。
小さいカバンでの外出が多いならコンパクトさ、ズボンやスーツのポケットに入れるなら薄さを重視するのがおすすめです。
メインの財布とサブの財布を分けるか
使う機会が多いメインの財布と、ちょっとした外出時に使うサブの財布を分けるなら、それぞれの用途に合わせて財布の形を選んでみてください。
例えばミドルウォレットにお金とカード類を入れ、三つ折り財布に最低限のお金と数枚のカードを入れる、といったものです。
身分証明書などは毎回入れ替える必要があるものの、財布を分けておけば使う機会が少ないものまで持ち歩かなくて済みます。
異なるデザインの財布を楽しめるメリットもあります。
すべてを1つの財布にまとめたいなら、長財布が向いているでしょう。
お札と小銭を分けるか
お札と小銭を分けるかも考えておきましょう。
もし分けたい場合は、お札やカードのみを入れる財布と小銭入れの2種類を持つことになります。
長財布やミドルウォレット、二つ折り財布には小銭入れが付いていないタイプもあるため、中身の量に合わせて選ぶのがおすすめです。
お札や小銭をまとめる場合は、これまで紹介したポイントを参考に適切な形を探してみてください。
財布の開け口のタイプにも注目しよう
財布の形だけでなく開け口のタイプにも注目しましょう。
同じ財布でも、開け口が異なることで使いやすさはかなり変わります。
かぶせ蓋タイプ
かぶせ蓋タイプとは、財布に留め具がなく閉じるだけのシンプルなタイプです。
蓋を開ければすぐに中身が取り出せるため、スマートな印象を与えられるでしょう。
留め具がない分、素材の良さが映えるのも魅力です。
詰め過ぎるとパンパンになり閉まらなくなるため、その点だけ注意が必要です。
ファスナータイプ
ファスナータイプは3種類あります。
それぞれの特徴は以下の通りです。
ファスナータイプ | 特徴 |
---|---|
ラウンドファスナー | 財布の3辺がファスナーになっているガバッと開くため、中身が取り出しやすいシルエットが左右対称 |
L字ファスナー | 財布の2辺(長辺と短辺)がファスナーになっている開け閉めが楽ラウンドファスナーより種類は少なめ |
Wファスナー | ファスナー部分が2列になっている収納力が抜群厚みが出る |
いずれのタイプも、中身が飛び出る心配がないのが大きなメリットです。
ファスナーで開け口をしっかり閉じるため、財布を落としたときやカバンの中で動いたときもお金がバラバラにならずに済みます。
がま口タイプ
がま口タイプは片手でも簡単に開閉でき、中身が見やすいのが嬉しい点です。
レトロ感のある可愛らしい見た目をしているため、女性を中心に人気があります。
複数の財布を使い分けるのもアリ
生活スタイルに応じて複数の財布を使い分けるのも選択肢の一つです。
- 仕事用の財布は必要最低限のお金やカードを入れ、そのほかはプライベート用の財布に
- メインの財布に食費や生活費を入れ、サブの財布にプライベートで使うお金を
- キャンプやバーベキューなどのアウトドア用に傷付いてもいい財布を
「気になる財布があるけれど、容量的にちょっと小さい(大きい)から買えない」などの悩みは、複数の財布を使い分けることで解消できるかもしれません。
とくに生活費とプライベート用のお金を使い分けるのは、節約にもつながります。
お金の流れが見えやすくなることで、無駄な出費を抑えられるからです。
一つだけに絞らず、複数の財布を使い分ける方法もあることを覚えておきましょう。
それ以外にも!財布の選び方
自分の好みに合った商品を見つけたいなら、形だけでなく以下の点も考慮してみてください。
ブランド
毎年さまざまなブランドから新たな財布が誕生しています。
気になるブランドがある方は、その中から購入したい財布を選ぶのも良いでしょう。
レディースの人気ブランドは、王道のハイブランドである「ルイ・ヴィトン」、落ち着いた上品な色味が特徴の「ロエベ」、幅広い年齢層に愛されている「グッチ」などです。
そしてメンズの人気ブランドは、黒を基調としたデザインが多い「ダンヒル」、レザーグッズブランドである「ホワイトハウスコックス」、デザイン性が高くおしゃれな「ポールスミス」などが挙げられます。
「興味はあるがブランドについてあまり詳しくない」という方は、上記の中から気になったものを一度調べてください。
機能面
どれだけ財布の形が好みでも、実際に使ってみると不便を感じてしまうこともあります。
そのため、事前に機能面についてもチェックしておくのが大切です。
- 小銭入れがあるか、ないか(ある場合は開けやすいか)
- マチ(奥行き)はあるか
- お札はどう入れるタイプか
- カードは何枚入れられるか
- ポケットはあるか
- フリースペースはどのぐらいあるか
通販サイトでは実物に触れない分、マチやフリースペースの広さまで把握することは難しいかもしれません。
そのため実店舗で購入するときよりも慎重に選びましょう。
素材
財布の素材は革・ナイロン・布などがあります。
使用するシーンや価格に合わせて、どの素材が良いかを考えてみてください。
高級感や大人の魅力を求めるなら革(レザー)がおすすめです。
例えば牛革は比較的リーズナブルな価格で購入でき、馬革は美しい光沢を放っているのが特徴的です。
同じ革素材でもいくつか種類があり、それぞれ特徴も異なるため、好みのものを探すのも楽しいでしょう。
価格
財布は1万円前後~3万円程度のものもあれば、10万円以上するものもあります。
低価格な商品でも長く使える財布は多数あるので、お金の事情に合わせて価格を設定してみてください。
まとめ
財布の種類は、長財布やミドルウォレット、ミニ財布などがあります。
それぞれ収納力・サイズ・厚さが異なるため、財布に入れたいものや生活スタイルを想像しながら選びましょう。
「ルイ・ヴィトン」や「ロエベ」、「ホワイトハウスコックス」など、人気のブランドから選ぶのもおすすめです。
また、一つに絞るのではなく複数の財布を持つという選択肢もあります。
上手に使い分ければお金を管理しやすくなるので、2つ以上の財布で迷ってしまう方は一度検討してみてください。